
- 3つのメンテナンス方法
- スレート瓦のメンテナンス方法は大きくわけて3つあります。
「うちはどれを選んだいいの?」
そんな質問を多くいただきますのでこのページで解説していきます。


この3つのメンテナンス方法を選択する基準はズバリ耐久年数です。屋根の次のメンテナンスをいつ頃行いたいのか? 今の屋根をどれくらいもたせたいのか? ここから逆算してメンテナンス方法を選んでおくことで納得の行くメンテナンスを行うことができます。
以下の注意点を含めてどの方法が自分の家にあっているのか見積もり前に決めておきましょう。見積もり時にメンテナンス方法が決まっていない場合はすべての工法で見積もり依頼をすることをオススメします。

- 塗装する場合
- 塗装の耐久年数は塗料にもよりますが、7~10年と考えておくと良いでしょう。
塗料メーカーが出している商品の耐久年数を参考にすると良いと思います。
早いものだと耐久年数が3~4年のものもあれば、高機能なものだと15年以上もつと言われているものもあります。 屋根の隙間にタスペーサーを入れています
- 1)タスペーサー工法
- 塗装後の雨漏り発生の危険性を減らすために必要な工法です。ヤネカベでは、スレート瓦の塗装の標準工事になっております。
- 2)3度目の塗装
- ヤネカベではスレート瓦の3度目の塗装はオススメしておりません。不良施工の可能性が高くなるからです。塗装が3度目になる方はカバー工法か葺き替えをすることをオススメいたします。
- カバー工法で施工する場合
- カバー工法とは、既存のスレート瓦の屋根の上に新しい屋根を重ねてふく工法です。通常のカバー工法に加え、今はノンホールカバー工法があります。
ガルバリウム鋼板で施工した場合、サビが発生せず、屋根の下地が傷まない限りはメンテナンスフリーです。とはいえ、30年を過ぎれば何らかの不具合がでてくるものと考えておいてもらえれば良いと思います。 日本の和瓦
- 1)和瓦
- 和瓦はカバー工法で施工することはできません。葺き替えやふき直しでメンテナンスを行います。凹凸が大きな瓦もカバー工法で施工することはできません。
- 2)雨樋
- 屋根の厚みが増しますので、雨樋の調整が必要になります。これを行わない場合、雨水が屋根から雨樋に落ちなくなってしまう可能性があります。
- 3)痛みの激しいスレート瓦
- ノンホールカバー工法は、既存の瓦に新しい瓦を接着していく施工になる関係上、スレート瓦の欠損の激しい場合は施工することができません。通常カバー工法か葺き替えでのメンテンナンスをオススメいたします。
- 葺き替える場合
- スレート瓦をガルバリウム鋼板で葺き替えた場合はカバー工法と同じく、基本的にはメンテナンスフリーと言われています。とはいえ、絶対にサビないわけではないので定期的な点検をおこない、不具合があれば都度メンテナンスを行うことで、結果的に家のメンテナンス費用のライフサイクルコストは抑えることが可能です。
ガルバリウム鋼板
- 1)アスベストの廃材処分費
- 2006年以前のスレート瓦の場合は、アスベストを含有している可能性が高いです。その場合、廃材処分費が高くなります。
- 2)下地の傷みが激しい場合
- 野地板(屋根の下の骨組み)が傷んでいる場合は葺き替え工事だけでなく、屋根の下地の工事が必要になるため、大掛かりな工事が必要となります。
屋根のメンテナンスならヤネカベにお任せください。まずは無料の診断から。

メリット | デメリット | |
---|---|---|
塗装 | 費用が 最も安い |
耐久年数 が短い |
通常の カバー工法 |
耐久年数 が長い |
塗装より 費用が高い |
ノンホール カバー工法 |
通常のカバー工法 より安い。 耐久年数が長い |
痛みの激しい屋根 には施工できない |
葺き替え | 耐久年数 が長い |
費用が 最も高い |

まず、大事なのは冒頭申し上げた
「屋根の次のメンテナンスをいつ頃行いたいのか?
今の屋根をどれくらいもたせたいのか?
ここから逆算してメンテナンス方法を選んでおくこと」です。
しかし、
実際にそのメンテナンス方法で施工できるかどうか?
そのメンテナンス方法が適しているのかどうか?
はプロの診断を加味する必要があります。
ヤネカベでは有資格者による映像診断を行っております。屋根のメンテナンスをお考えのかたは是非お気軽にご相談ください。必要に応じてヤネカベ映像診断をさせていただきます。